【豊岡教室】私立高校の生徒募集 求められる内申点の変化

豊岡教室の取り組み

 9月に中3の三者面談を実施して、志望校の確認や受験に対する不安・心配な事について相談・質疑応答を行いました。また、中2、中1の保護者と生徒には、志望校の相談や内申点の入試への影響や重要性、内申点を上げるための勉強についての説明を中心にお話をしました。

保護者「実はまだAは行きたい学校が決まってなくて…」
Aさん「やりたい事はあるよ。」
講師「そうなんだ!」「今度、一緒に高校のパンフレット見てみよう。」
Aさん「ありがとうございます。」「パンフレット見たいです!」
保護者「家庭でも積極的に学校見学に行ってみます。」
講師「中学1年生の段階では、志望校を1つだけに絞らず、色々な高校の学校見学やパンフレットを見てみるのも良いですね。」

私立高校の生徒募集 求められる内申点の変化

 静岡県下の私立高校では、9月から11月にかけて学習塾経営者・講師向けの学校説明会を実施している高校が多くみられます。概ねほとんどの私立高校で行われているといってよいでしょう。

公立高校の志願倍率はもう昔ほど高くない

 静岡県下いくつもの公立高校で受験倍率が1を切るか切らないかを行き来し、県下の3分の1以上の高校で定員割れを起こしているという状況です。
 そのような中で近年の私立高校を見てみますと、必要な生徒数を十分に確保している様子が見受けられます。
なかには定員の1.2倍以上の応募者があってもほぼ全員合格にしている高校もあります。
公立高校の受験ははじめから避けて早くから私立単願で入試に臨む傾向もみられます。

私立高校の積極的な学校経営

 さらにほとんどの私立高校で、入学を受け入れた生徒に部活動で活躍させる、大学進学で実績を上げさせる、諸々の資格取得によって就職に有利になるよう指導を展開するなど、いまや公立高校には見られないような積極的な姿勢で生徒指導・学校経営を行っています。
 私立高校の授業料の無料化も拡大し、ほぼ入学者の80~90%がその対象になっていることも大きな後押しになっているにちがいありません。

人気上昇に伴い内申点の足切りにも変化が

 このような中で、静岡県下の私立高校による生徒募集の特徴として、合格あるいは受験の内申点足切りを少しずつ年々アップしている様子が数多く見受けられます。今年も多くの私立高校が内申点を上げています。
 数年前までは私立高校は公立高校のすべり止め・受け皿としての立ち位置が目立ちましたが、もはや今では私立単願は高校受験における大きな流れの一つになりつつあるといえましょう。来年高校受験を迎える中学3年生にとって公立高校の状況を調べることはもちろん大切なことですが、私立単願も一つの選択肢として情報を集め、オープンスクールなどにも積極的に参加することをおすすめします。

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